エピソード

日系ブラジル人の方々の、ある意味日本人以上の熱気を感じるモチベーションの高さに驚いた。 意見の衝突は、「ストーリーのある話」を「何故、そうなのか」を丁寧に説くことで解消し、 彼らの高いモチベーションを、良い方向で発揮して頂くことで成長に繋げていって欲しいと思っている。

人材ビジネス業界で働いてきて、心に残っているエピソードは?

私の入社のきっかけは、以前よりポルトガル語を勉強していたことでした。当社は、日系ブラジル人が多く就労しており、最初の私の仕事は本社にある採用関係の部署でブラジル本国との折衝・調整を行う仕事でした。

 

人材サービス業界(派遣・請負等)についての知識は全くなかったですが、勉強した語学を使って頑張れそうな仕事だったので、特に偏見も期待もなくニュートラルに業務に従事していきました。(何となくニュース等で「工場で働いている外国人も多い」などの話は聞いたことがありました。)

その後、製造現場の労務管理等をやり始め、更に規模の大きい事業所の請負計画が浜松地域でスタートし、結果的に拠点長を任せられ現在に至っています。

具体的なエピソードではないかも知れませんが、工場で働く日系人の皆さんとお付き合いして感じたことは幾つかありました。

先ずは、スタッフが想像以上に毎日の就労に対するモチベーションが高かったことです。契約社員が多い業界の中で、ある意味「日本人以上に熱気があった」と感じて、その中で自分に何が出来るかと言う思いもありました。日本における就労観も「とにかく働かせてほしい」という気持ちが強かったです。

次に感じたのが、やはり一般的に考える日本人とは違う「欧米の契約社会の考え方」が強い方が多いので、どのような仕事でもきちんと明確に決めないと動いてくれませんでした。「各々の仕事」をドライに説明し互いに納得を得ることが重要でした。逆に(繰り返すようですが)モチベーションが非常に高いので、火がつくと「こうしよう、ああしよう、こうしたい」という改善提案等はかなり出てきます。(ただし、これに関しても「勝手に機械を触り、パッと見て自分で不具合を直す」ということを始めようとするので安全面・品質面から見ると大きな問題にも成りかねず、注意が必要です。)

 当時の自分を考えると、日系人への管理がまだ慣れていないので、当たり前の様ですがきめの細かいコミュニケーションが非常に重要だと考えました。

そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?

外国人と仕事をして、改めて、日本人がルールを重んじて大人数の製造現場を動かしているということがよく分かりました。「良いモチベーション」があっても、考え方が異なる外国人の方は「多少ぶつかってしまう何か」があります。

 外国の方へは「ストーリーのある話」を心がけ、「何故そうなのか」を説明する時間を増やすようにしています。よくある意見として「日本人の考えが狭い・柔軟ではない」といった批判が外国の方から出ます。これも、どうしてそのような考え方となるのか、このようにしているから日本の製造業は発展しているというバックグラウンドの話をすると、なるほどと思ってもらえる方もいて、その方は成長していきます。

その部分が、国籍に関わらず、色々な考えの方が働くときに重要となってくるキーポイントではないかなと、この仕事を通して気づきました。

日本人同士で働くと、多くを話さなくても「普通の業務」として進んでいきます。外国人と仕事をして、なぜこのようなところに壁が現れるのだろうというような壁にぶつかると、こちらが柔軟に考えられるようになり、それが糧になっていると思います。

人材ビジネスで頑張る皆さんへー激励メッセージ

現状の外国人労働力は、未だ「安かろう、悪かろう」の考えの中での扱いを受けることもあり、そこが一番気になっています。

ニュースでもひどい状況が報道されることがありますが、そういった方々の労働環境を改善していくのが我々の使命・課題だと思っています。それは、外国人労働者がかわいそうということだけではなく、これから迎えるであろう国内労働力の減少に際し、その方たちに支えてもらうことになる時代がやがてやってくると思うからです。

 我々が海外に出て行ったときにも、多国籍な環境で働く状況も出てくると思いますから、国内でそういった競争に慣れておくという意味合いでもすごくいい経験になると思います。自分と同じ考えを持っていない方と働けるというのはありがたいことです。

 新しく業界へ入られた方には、このような「文化的に多様な労働力の職場」の中で、若い時期から人をまとめ、自分の経験になるレベルの高いことをやっていけることが、この業界の魅力ではないかと思います。

フジアルテ 森下さま②

 森下雅仁

フジアルテ株式会社 営業本部東日本営業部 浜松営業所所長

「日本人が忘れていた」情熱のエネルギー。

ブラジルから頂いた魂をものづくり現場で活かします!

浜松からの報告をまとめます。

   
更新日時:2015年09月

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