エピソード

チームが壊れかけて気付いた、私達自身もイキイキ働くことの大切さ

一番心に残っているエピソードは?

「今、このチームで仕事をしていることが楽しくないので、会社を辞めようと思います」

 

数年前の3月初旬、自チームのメンバーから会議室に呼び出され、こう言われました。

日々、担当マーケットの企業様へ、「自分たちのメディアで採用成功をして頂き、雇い主も働き手も幸せになってもらう」と発信し、そう思いながら営業活動している側である私のチームが、真逆の状態でした。

 

当時、営業メンバー12名とチームを組んでおり、チーフとしてチーム運営をしていました。メンバーの人数も多く、且つ、拠点から片道30分~1時間程の遠方エリアを担当しているチーム。朝から夜まで1人きりで外で戦っているそんなメンバーが、「1日の終わりに”このチーム戻ってきたい”と思えるホーム感のあるチームづくり」「営業が安心しつつも、程好い緊張感を持って仕事ができる母体づくり」を私なりに目指していました。日々は忙しいものの、新人もたくさん入社してくれ、活気・笑顔のあふれる良い雰囲気でした。

 

しかし、年間を通して一番の繁忙期を迎える年明け2月中旬頃から、チーム状態を私が真逆の方向に導いてしまいました。

ある週に、チーム内でのミス・クレーム・トラブルが毎日連発してしまったことがありました。「今いいですか?」「すみません・・・」1日3件の報告が上がったこともありました。

内容は全て、当たり前に行動することで防げること、初歩的なミス、注意不足・・・etc.  「お客様の採用成功に向かう」以前の話です。私からもお客様へ謝罪のお電話・訪問をさせて頂きました。お怒りのお客様や、「残念です…」と哀しそうな表情をされるお客様を目の当たりにし、申し訳なさと「信頼を取り戻す」という気持ちで一杯でした。会社のフロアでは、メンバーから要因をヒアリングし、改善策を考える時間。「教えてなかったかな…」「こっちからもっとリマインドすべきだったかな」という自責が入り混じり、冷静に話を聞いているつもりでも、「何で管理できないの?!」「どうして電話一本しなかったの?!」という会話。対応件数を重ねてきたときには、「○○やることが普通だよね?!」と、相手を思いやる余裕もなく、自分自身の考えをメンバーに話すトーンが強くなってきていました。

また、対応に膨大な時間を要してしまったため、自分の通常業務も進まない…。繁忙期ど真ん中で、毎日、怒られ、謝罪をし、メンバーとの会話といえばこの内容ばかり。ミス・トラブル改善ミーティングを実施したものの、会自体をイメージしていた方向に誘導することもできず。自分の精神状態を保つことがギリギリになっていましたが、他のメンバーには影響が出ないように…そう思っていたつもりでした。が、周囲も「入稿することが怖い」「動いたら何かが発生してしまうのではないか」と恐れながら過ごすようになってしまっていました。「営業が日々イキイキと営業活動に向かうことができていない」という最悪の状態でした。

 

ミス・トラブルを発生させることで、たくさんのお客様に迷惑をかけ、信頼が下がってしまっている。カスタマーへも影響してしまっている。さらにはチーム内も悪循環になってしまっている…。私は立ち直るきっかけも兆しも掴めずにいました。自分の行動や発言、一方的な価値観や経験の押しつけにより、お客様・カスタマー・メンバー・上司、「誰も幸せになっていない」状態を産み出してしまっていました。

そこから抜け出せずに、メンバーと業務以外の会話をすることもできず、笑い声も起きず、ただやるべき自分の業務を誰にも迷惑をかけずにやる。とにかく毎日会社に行くことが「無気力」でした。

 

そんな時に、冒頭の話に戻ります。

 

「今後の自分の進路についての相談をしたい」というメールが届きました。

このメンバーからは元々、「近いうちには、次の夢に向かって進みだしたい」と前向きな退職の相談を受けていましたので、

その件に関してのことかな、と考えながら面談に向かいました。

 

「夏前頃の退職と考えていましたが、3月末で退職をしたいです。」

「理由は、今の北島チームで仕事をしていることが楽しくないので、辞めようと思います。」

衝撃でした。

 

今まで、「ホーム感のあるチーム・組織づくり」を心がけていた私にとって、「人一人が、ここの会社で、このチームで働くことに対して幸せに感じていない。人生のマイナスと捉えられている」ということに。「ショック」というより、「ハッ」としました。

そこからは冷静に話をすることができました。

そもそも、なぜ彼はこう感じたのか。このチーム・この環境で働くことの期待や価値ってどう感じていたのか?

彼は「自分のスキルUPや将来の夢のために仕事していることもあるが、普通に、一緒に働く仲間が楽しく元気に働く環境が作りたい」と言いました。社歴や年齢、立場を全て取っ払って、私と彼の目的や考えは激しくリンクするものがありました。

 

シンプルに、ストレートに想いをぶつけてくれた彼のおかげで、再度、私自身の仕事に対する目的や道筋を捉えることができた気がしました。と、同時に、こういう考えを持つメンバーと一緒に働けているこの環境、この会社に、今この瞬間いることが幸せになり

文字では表せない「嬉しさ」「ワクワク」がこみ上げてきました。

自分がこの数日周囲へ与えてしまった負のオーラを恥じ、自力でマイナスをプラスにすることができなかった自分の無力と弱さを受け止めました。そして、月並みな言葉ではありますが、「人はやはり誰かに支えられ、助けられて生きている」ということを激しく痛感しました。

そのエピソードで感じたこと、そのエピソードを通じて学んだことは何ですか?

彼のストレートな言葉がなければ、今の私の組織や働く環境に対しての想いや価値観は別のもので、薄いものだったと思います。

改めて、人材ビジネスに携わっている私たちだからこそ、「どこで働くか」「どんな人と一緒に働くか」「何の目的で働くか」など、人の思考や想い、仕事に対する価値観を理解すること、マッチした環境で働くことの重要性を改めて感じました。

 

現在、北九州市のマーケットで、自チーム、北九州グループのたくさんのメンバーと仕事をしています。

日々は大小様々な事件はあるものの、あの日からさらに、メンバー1人1人の考え方や想いを理解し、尊重・尊敬しようと心がけています。それぞれの想いや成長スピードは違っても、とにかく前を向いてお客様・マーケットに向き合うことのできる、素晴らしい仲間と毎日仕事ができる幸せを感じながら、「お客様の採用を成功するためには?」を全員の共通言語とし、私自身はそれを通じてメンバー1人1人の成長にも向き合っています。

「私たちのメディアを通じて採用成功がたくさん生まれ、マーケットを元気に!」そう声を発している私たちだからこそ、営業としてフロントに立って日々お客様と接している私たちだからこそ、まずは自分たちの働く環境の整備、隣の席の仲間やチームメイトの幸せ、そして1人1人が心身とも明るく元気にお客様と接することが大事だと強く感じています。

 

現在、私たちの組織でも多種多様な働き方が増えてきています。労働に対する価値観が様々だからこそ、1人1人の想い・考えを尊重し、程よい緊張感と不安感も持ちつつ「プロ」としての仕事に取り組むことの重要さ・楽しさを感じています。

そうすることで、お客様への、「1社1社の採用目的に合った最適なご提案」の内容に幅が広がり、顧客信頼につながり、仕事が楽しくなる、成長実感が持てる、と考えています。「チーム運営・環境づくり」を一度壊してしまったからこそ、いかにこのようなことが大切か、を学ぶことができました。

迷った時、悩んだ時、何かを変えたいと思ってこのサイトを見る人材ビジネスに携わる方々に 元気と勇気が湧くような激励の一言メッセージを是非お願い致します!

リーマンショックの時にお客様から、「人を減らそうと思っている」という相談を受けました。

その時に、「そんな悲しそうな顔しないで。」と言われたことが心に残っています。

日々は様々な局面にぶち当たるとは思いますが、何よりシンプルに「明るく元気に笑顔でお客様や相手に向き合うこと」が大事だと思っています。1人1人が笑顔だと、組織や街が明るく元気になると信じています!まずは隣の席の人、まずはこの後出会うお客様から!影響の輪が広がれば、ワクワクできる兆しが見つかってくると思っています!

★①[全求協_201607]リクルートジョブズ北島さま

北島 美穂子

株式会社リクルートジョブズ 営業統括本部 マーケット営業統括室 営業推進4部 北九州G チーフ 

2005年 ㈱リクルート (現㈱リクルートスジョブズ)入社  

福岡・広島・北九州で求人広告の営業職・チーフ職

   
更新日時:2016年08月

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北島チームは結束力が強く、全員がモチベーション高くお客様に向き合えています。自身の非常につらかった経験を乗り越え北島さんが大きく成長したからこその賜物です。今後もチームメンバーに自身が壁を乗り越え成長したような素晴らしい体験を積ませて成長させていってくれると期待しています。(藤原 敬介/上司)